ほとんどコストのかからない、二次データの活用だけでも、ショップを取り巻く市場環境について、実に多くのことをを把握することができます。
たとえば…。
(1)出店したい地域の人口動態の把握
各市町村には「住民基本台帳」という、その地域内に住む人の住民票を取りまとめたものがあります。
そして、それは一般の人でも簡単な手続きで閲覧することができます。
この住民基本台帳を基に、世帯別、年齢別、性別などのデータを集計することにより、その地域の人口動態を把握することができます。
例えば、何歳くらいの人が多い地域か?お年寄りが多いか?子供が多いか?
男女比率はどうか?などです。
(2)出店したい地域の市場規模の推計
さらに、総務省や各都道府県発表の「家計調査報告書」の消費支出額データを参考にすれば、その地域の市場規模(何にいくらお金を使っているか)を、だいたい推計することができます。
具体的には、住民基本台帳から得られた商圏内の【世帯数】に、「家計調査報告書」の【用途品目別支出額】を掛けることで、その地域の住民が、どのようなことにいくらくらいお金を使っているのか?
衣服代は?というようなことが推計できます。
(3)出店したい地域の競合店の分布状況
新規出店する場合、その出店を考えている場所に、何度も足を運び、綿密な調査をするのがセオリーとされています。
しかし、近くならともかく、離れた場所となるとなかなか大変ですよね。
でも、出店したい地域の地図と電話帳があれば、その地域の競合店の分布状況をほぼ把握することができるのです。
たいていのショップは、電話帳(タウンページ)に掲載していますから、それを地図上にプロットしていくことで、出店したいと思っている場所は、競合の多い激戦地区か?それとも空白地域か?
その地域の競合状況を、だいたい把握できてしまいます。
その後、競合店のホームページを見たり、電話して取扱商品を調べたりすれば、その地域に行かずして、詳細な競合状況を知ることも不可能ではありません。
このように、誰にでも手に入れる二次データからでも、さまざまな情報を得ることができます。
ぜひ、活用してくださいね。